土地の名義変更後に交付される登記識別情報通知とは

土地の名義変更手続きをすべて終えると、新しい名義人に対して登記識別情報通知とよばれる書類が交付されます。これは、2005年3月の不動産登記法の改正後から、登記事務のオンライン化をすすめる一環で、登記済権利証に代わって交付されるようになったものです。書類の上部には不動産の所在地、13桁の不動産番号、登記申請の受付日時、登記の目的、名義人が記載されています。土地の名義変更が正しく行われていれば、登記名義人の部分には新たに物件を所有することになった者の住所と氏名が載っているはずです。

もっとも重要な情報である登記識別情報は12桁の英数字から成り、通知書の下部に3桁ごとに区切られて印字されています。交付がはじまった当初は文字のみが印字されていましたが、2015年2月23日以降発行分からは文字のそばにQRコードがプリントされるようになっており、読み取り機器をつかえば簡単に情報を取得できます。この通知書の交付がはじまった頃は、登記識別情報が書かれている部分には第三者に見られることがないようにシールが貼られていました。しかし、2015年以降は折込方式に変更になっており、12桁の文字列とQRコードを見るためには多少面倒な手順を踏まなければなりません。

のり付けされている部分は一度剥がしてしまうと二度ともとに戻すことができなくなってしまうので、土地の名義変更後に交付を受けたら、次回の登記申請を行うときまでそのままの状態で保管しておくと良いです。

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